2011/04/25

BVM-E250初体験!次世代のマスモニとは?

予告は無視ですm(_ _)m
今日はマスターモニターの話題です。
今日、品川駅そばのソニー高輪オフィスで「TRIMASTER EL」のセミナーが開かれ、特約店さんからの案内で参加してきました。


有機ELを使ったマスターモニター。その実際の映像を見てきました。


率直な感想は「すげぇえええええええ、欲しいけどいらない。」(笑)


2011/04/23

【スタジオ紹介】Final Cut Proのポスプロ1「概念」

 なんかアクセス解析をみていると、「Final Cut Pro スタジオ」とか「Final Cut Pro ポスプロ」とかで検索されているようです。
 ということで、何回かにわたって、うちのスタジオでも紹介しましょうかね。今回は概念と出来ること、なぜ、の部分です。

 Final Cut Pro、言わずと知れた、Appleの映像の編集ソフトです。僕は1.2.5Jというバージョンから使い始めました。もう10年も前の話ですね。最近は映画、テレビ、PV、VP、映像という映像の世界で、価格や使い勝手その他もろもろの理由からものすごいシェアになってきています。NABにて新しいFinal Cu Pro Xの発表もあり、今年はなおさら話題の的でしょうね。

 さて、FCPが普及した大きな理由の一つに基本的にはMacとFCPの二つがあれば、オフラインはおろか放送、劇場公開のクオリティでの映像編集が出来るということだと思います。
 ですが、重要なのは、「技術的に可能だ」ということなんですね。ソフト自体の性能として可能である、ということと、本当に放送局に納品出来るものが作成出来る、というのは大きな違いがあります。前者はFCPの性能の問題。後者は「扱う人間が、きちんと技術を発揮し、納品物を作成できる」という成果物の問題です。
 テレビのディレクターさんたちや、低予算映画の監督さんたちの多くが、最終的な納品物の制作でとても困っていることが多いようです。

 いわゆるポスプロにもかなりのチェーン数のFCPが導入されるようになってきました。ですが、ポスプロの大多数はAVIDです。FCPでオフラインをしても、その後AVIDでオンラインをするにはEDL渡しでの再構成作業が必須です。多くのみなさんが、FCPのオフラインをAVIDに立ち上げ直すのに、1日から2日を使っているようです。

 もったいない。

2011/04/22

DaVinci Resolve 8 雑感

NABも終了して1週間。ようやく情報も集まってきたでしょうか。
Final Cut Pro Xは技術プレビューと言うこともあり、あれ以降何の情報も更新されませんね。
まぁ、6月リリースということはまだまだ時間もありますし、FCP以外のStudio製品がどうなるのかも興味深いですし、FCP X自体もまだ最終調整ということなんでしょうかねぇ。
App Store経由での販売となれば、パッケージ化するコストと時間は必要なくなりますからね。

さて、今日は「DaVinci resolve 8」の話題でも。
Blackmagic Designの公式サイトがリニューアル後、日本語の情報がまったく無し。作成中なのかな。
で、英語サイトとすでに頂いているプレスリリースから情報を拾って夢想です。

まずは価格。$999。
Version7が日本円で86,000円位で売られていたことを考えると、きっと価格は据え置きなのかな。
で発売時期が当初のリリースでは6月中だったのが、今週になって5月末に改定。
早く使えるのはうれしいことですね。無料版のDaVinci Resolve Liteも登場ってのは。。。

「DaVinci resolve 8」の新機能はたくさんあるようですが、
個人的に気になる、というか注目すべきところを。

・マルチレイヤータイムライン対応&Apple FCPのXMLの読み書きの対応。
・事前のクリップの読み込みがいらない(コンフォーム作業が不要)
・AVID Artist Color(旧Euphonix MC Color)への対応
・OpenCLベースのGPU処理にも対応

といったところでしょうか。

まだまだ細かい追加機能や、改善はあるのですが、自分が作業をしてきて気になっていたところ改善してほしいと思っていたところはかなりの確立で網羅されたなぁと言う感じです。

2011/04/13

【NAB2011】Apple「Final Cut Pro X」登場


おおかたの噂通り、先ほど、新しいFCP「Final Cut Pro X」が発表されましたね。
Xが10なら、8と9はどこいった?

ゼロから作り直しで、64bit,Cocoa, Core Animation, Open CL, Grand Central DispatchってなんかSnowLeopardの発表時のうたい文句な気もしますが、まぁ正統進化はいいことかなと。
開発の方針が、「image quality, organization, editing」っぽい。

$299で6月にApp Store経由で発売、らしいです。
業界壊す気か(爆笑)

Twitter経由での情報がメインなのであやふやですが、そのうち公式サイトにものりますよね。
不確定情報ということでアップしてみます。

UIはかなりiMovieちっくですね。
黒基調は映像ソフトとしては悪くないけど、若干透明感が。。。。
まぁなれるかな。

気になるところは、
○「バックグラウンド レンダリング」(勝手につけましたw)
レンダリング中の表示がなくなるということですが、ある程度のマシンパワーは必須でしょうが、ちょっと面白そう。
○4K再生、AVCHDやH.264(DSLRのだよね)のネイティブ対応。
ProResって。。。
○スタビライズ、ローリングシャッタ補正も自動、およびバックグラウンド。
○FinderやiTunesライクなスマートフォルダ。
○タイムラインも大幅変化、iMovieっぽく、マウスオーバーでジョグれるみたいね。
○タイムライン上での編集のバージョニング(クリップをグループ化してバージョン違いを埋め込めて、適宜切り替えられるっていうことかな)
○タイムライン自体のバージョニングも。
○メタデータ含めたキーワード検索の強化
○オーディオ関連も一新。外部録音との自動同期、ノイズリダクション、フェードツールの一新。
○キーボードショートカットの拡張(全機能に割り当てられる?今までも出来たような気も)
○タイムリマップツールの拡張、もっと直感的に引っ張ったり延ばしたりっぽい。
○色補正が進化っぽい。Colorが内包された?
○モーションも進化っぽい、Motionが内包された?
○てか、DSPは?Compressorは?Studioは?

まぁ、他にもいろいろ気になりますが、公式が更新されてからじっくり見ますかね。

2011/04/12

【NAB2011】BMD怒濤の新製品ラッシュ

震災後初の更新がこんな時期になってしまいました。幸い近親では大きな被害も受けず、会社もほぼ問題なく稼働できております。今なお続くこの状況で被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。

さて、アメリカではついに始まりましたNAB2011。
もう初日からBlackmagic Designさん(公式はまだ英語のみ)が飛ばしに飛ばしまくってくれています。

個人的にはもちろん、DaVinci Reslove 8の発表が一番気になるところではありますが、もう、それ以外もすごいですね。
BMD JAPANの広報さんが深夜にリリースをまとめて送ってくれたので簡単にご紹介。気になるものは別途書きます。

○「DaVinci Resolve 8」(マルチレイヤー、FCP XML対応、OpenCL対応)
○「DaVinci Resolve Lite」(ノード数やボードの数などの制限の無料版)
○「ATEM Camera Converter」(SDI,HDMI入力をFC変換、タリー、トークバックなどなど)
○「ATEM Production Switcher」(1M/Eコンパネ無しで25万弱!)
○「ATEM Television Studio」(SDI or HDMIで6chのHDスイッチャー&H.264 HDエンコーダー)
○「DeckLink 4K」(まんまですが、4Kプレイバック対応で6万円弱!)
○「DeckLink Quad」(4系統のHD-SDIって!開発向けとはいえ、スイッチャー作れるじゃん)
○「HyperDeck Studio&HyperDeck Shutle」(KiPro対抗?てかなぜ非圧縮?)
○「SmartView Duo」(なにげに欲しい、2連の8"LCDモニタ)
○「UltraStudio 3D」(ようやく出たかThunderbolt接続のビデオI/O)
○「UltraStudio SDI」(USB3.0版更新かな)

という怒濤のリリース。
ものによっては6月以降のリリースですが、うぅむ。
BMDは業界を壊すつもりでしょうか(笑)
気になっているのは、もちろんResolveですが、最近おしごとでUSTREAM配信をよくやるのですが、そうなると「ATEM Television Studio」「SmartView Duo」
がすっごく気になります。

ゆるゆると詳細を拾っていきます。
P.S
Blackmagic designの広報のAさんありがとうございました!
必死で英語のリリース読んでたんですけど、、、邦訳版あったんすね。