2014/08/06

映画「こっぱみじん」

今日は宣伝でございます。
田巻が、編集として参加した映画「こっぱみじん」が現在、新宿はK's Cinemaにて公開中です。
8/9からは福岡でも上映スタート。その後順次全国公開(のはず)

純粋な恋愛映画、のはずw
我妻三輪子演じる、美容師見習いの楓。好きな幼馴染は、楓のお兄さんを想っていました。
というあらすじではございます。

監督は田尻裕司さん、獅子プロダクションで佐藤寿保、瀬々敬久監督たちの助監督の後のデビュー。

編集技師としての発言はあまりこのブログではしておりませんが、カラーグレーディングよりはも実は田巻の本職www

また、うちのBlackmagic Cinema Cameraで撮影された記念すべき一本目の映画だったりします。機材貸し出し、編集、グレーディングとどっぷり漬かったわけです。

先日、公開を劇場まで見に行ったのですが、半年以上経ってようやく純粋に楽しめたかな、と。
個人的にはBMCCを初めて劇映画でまともに使った作品。16mmっぽいような、でもなんか違う新しい感じ。
劇場設備の問題もありで、素直にいじった通り、完成した通りの上映とは相成りませんが、それでもその片鱗は十分見られるかなと。

新宿のインディーズ系劇場ではありますが、1日4回上映のメインでございます。
学生はいつでも800円と太っ腹な感じ。夕方18:30ならお勤めの方でも行けなくはないかな。
田巻へのお布施的にwBMCCとResolveとFCPXでこんな映画作れるんだぜい、的なサンプルとしてもどうぞ。

ぜひぜひ、劇場までお越しくださいませ。
映画「こっぱみじん」公式サイト

2014/08/01

【今日の料理】MacProと黒鯛煮込み


ひっさびさの今日の料理。(動画は関係ないです、YouTubeで見つけました、再生しながらお読みください)
いやですね、新鮮な鯛を手に入れたんですよ。
真っ黒い鯛をね。

どん。
今回ご用意したのは、NVIDIA産のGeForce GTX Titan Black!

Kepler世代最強のシングルGPUですね。
CUDAコアは2880
VRAMは6GB
ぴっちぴちの黒鯛です。(くどいよね)

ちなみに、ここまで自分が使ってたのがGTX 580 3GBなので
世代は一つ前のFermi
CUDAコアは512
VRAM 3GB

なので、VRAMは倍。
CUDAコアにいたっては、5倍ぐらいになっております。
といってもそんな素直に5倍まわるわけじゃないけどね。

で、今回は、それに加えて、Quadro 4000君も復活!
なぜかって、それはResolve 11がデュアルディスプレイに対応したからなのです。
さすがにTitanBlackと言えど、1920*1200な画面を2画面描写させて、そしてGPGPUもっていうのはねー。

ってことで、早速調理に取りかかりたいと思います。

2014/07/29

【基礎概論】撮影時のストレージについて その3

 ほい、三回目。いやー順調に更新してますね。仕事がない余裕があるってことですね。今回はさらに長いよ!そして、商品紹介はAmazonとかのアフィリエイトにしますね。少しはお小遣い欲しいのよw

 さて、前回は、SSD 3式、RAID 0を3式、RAID 5を2式、のどれかを選択すれば、まーある程度安全とスピードを確保しできてハッピーじゃないかな、というところで終わりました。
 では、具体的にストレージを選択していくときに、どんなものがあって、どれぐらいの金額で、何を買えばいいのか、買ってはいけないのか、というところに踏み込んでみたいと思います。

 この一連のお話は、撮影現場、期間中の撮影済みのメディアを安全に保管するか、という趣旨でのストレージ概論です。編集やその後のアーカイブとしてのストレージにも一部重なる部分ですが、ちょっと違うところもありますので、その部分は、また改めてのお話にしようかなと思います。

 田巻がこれから撮影用のストレージを選ぶとして、まず気にすること。安全性の確保とスピードの確保はもちろんのことですが。
「容量」
「予算」
「電源」
の3つでしょうか。

2014/07/28

【基礎概論】撮影時のストレージについて その2

 ゆうべ書きながら、自分で淹れたアイスコーヒーのおいしさに心躍らせて、会社で飲むように1リットルつくったのに、冷蔵庫に入れっぱなしで出社して落ち込んでいる自分を鼓舞すべく、第二回です。今回は長いよ、そして徐々にややこしくなってくるので、適当に読み飛ばしてね。

 前回は、ファイルベースでの映像制作において、撮影時のストレージを再考してみよう。ということでした。
ひとつは、「複数バックアップによる安全性の確保。」
もうひとつは、「撮済みメデイア同等のスピードのストレージでの時間の節約」
そして、求めるべきスピードは、日々の撮影するカメラに基づいて考えてもいいのでは、ということ。

 今回は、まずは速度に関して。自分が一番扱っているであろうカメラ、Blackmagic Cinema Cameraで考えてみます。
BMCCで2.5K RAWを収録する場合、記録のデータレートは24コマでおよそ130MB/s。
ですが、使用するSSDは300MB/s以上の読み出しのスピードが出るものを使っています。

 では、1日1時間収録したとしましょう。自分が携わる独立系の映画だと、これぐらいが標準かな。もっと多い場合も少ない場合もあるし、日によってまちまちではありますが、平均ね。バックアップの取り方にもよっても変わりますが、ここでは分かりやすさ重視でコピーの方法は後回し。

BMCC 2.5K RAWの1時間分の素材(460GBほど)をHDDへコピーすると
(SSDが読み出し上限300MB/sの場合)
100MB/sのHDDであれば約1時間20分
200MB/sのHDDであれば約40分
300MB/sのHDDであれば約25分
という計算になります。

 もし400MB/sのハードディスクがあったとしてもSSDからの読み出しが300MB/sですのでコピー時間の短縮にはならないのですが、これ以降現像などでは意味あるので、そこはまた今度。また、安全面を考えて、トリプルバックアップをとった場合、単純に3倍の時間がかかるわけではないですが、それでも1台あたりへの書き込みの時間が少ないというのは、大幅に時間の節約になるのはお分かりになるはず。
 1時間半以上かかるコピー後にデータの確認をするとなると、作業者に睡眠時間の確保を保証出来るでしょうか?数日の撮影ならいざ知らず10日以上、時には数ヶ月に及ぶ映画の撮影であれば・・・・。

【基礎概論】撮影時のストレージについて その1

 ここ最近、色々思うことがありまして、ちょっと基礎知識的なお話をまとめていこうかなと。
分かる人には何を今更、って内容ですが、自分への戒めと、後進のためにも。

 今日のお話は、ストレージの話。

 自分が主なフィールドとする映画、ドラマ、PVは長らく35mmや16mm、時には8mmフイルムで撮影されて来ました。ここではフイルムへの想いや画質やルック的な話はさておき、機材面というか予算面のお話。

 ネガフイルムで撮影されている時は、マスターはそのネガ。
デジタルになったとはいえ、HDCAMや、HDVなどなどで収録されている間はテープがあり、それがマスターでした。

 現状のファイルベースは、AVCHDやXDCAMなどから、RED系やBMCCのように、デジタル現像が必要なもの、様々ありますが、マスターデータはメモリーカードに記録され、その後、なにかのストレージにコピーしたら、メモリーカードの中から消去してしまうことがほとんどです。AVCHDのように低価格のSDカードで済む場合は、撮影の都度メディアを購入して、テープのように保管してもいいかもしれませんが、レンタル機材の率が増える高額なカメラの場合、専用の撮影メディアもあわせてレンタルすることが多いのでは。

 では、マスターデータの保管を考えた際に今までと同じ考え方のストレージの選択で良いのでしょうか?

2014/06/25

DaVinci Resolve 11 オープンベータ登場!

おひさしぶりですw


我らがDaVinci Resolve 11がオープンベータになりました!
毎年のバージョンアップに驚かされながらも、今回はかなり気合い入ったアップデートとなっております。

ついに日本語(中国語も)にローカライズされ、かなり敷居が低くなったかなと。
ただし、追加された様々な機能をフルに使うには、かなりのマシン要件が必須になってきました。
今までのバージョンでは、GPUメモリが2GBあればどうにか使えましたが、R11ではさすがに3GB以上ないと厳しい。できれば4GB。

ということで、まともに動くであろうMacは、
MacPro:旧型はGPU換装で何でも来い、新型も特に問題なく動くでしょ。
iMac:2012,2013の27インチモデル。GPUのRAM 4GB
MacBook Pro:2012,2013の15インチRetina(でもGPUしょぼいから限定的)
Mac mini&MacBook Air:動かない
ってことでしょうか。

Windowsでは、CPU、メモリ、GPU次第なので、なーんとも。
Win7以上で(Pro 64bit)、Core i7、16GBメモリ、NVIDIA,AMDのVRAM4GB以上のカード。
ってところかな。

2014/04/09

【NAB2014】AJA編

さてさて、お次は、やっぱりAJAかな。
•正確なカラーやルックマネージメントを可能にする「LUT-box」を発表
•4K/UHD/2K/HD対応プロダクションカメラ「CION」を発表
•新しいミニコンバータ「Hi5-Plus」と「HA5-Plus」を発表
•4K 60fpsまでのハイフレームレートをサポートする「KONA 4」を発表
•次世代フレームシンクロナイザー&フレームレートコンバーター「FS1-X」を発表

と来ました。BMDさんと比べたら、数は少なく感じますが、まー注目はやっぱり「CION」でしょうね。
でもあまのじゃく田巻はやっぱりこっち!


LUT-box
そして、個人的に一番びっくりで、今すぐ欲しいのは、やっぱり「LUT-box」!
このサイズ、機能、電源の許容範囲の広さ!
これまさに、BMDに作ってと言い続けていたものじゃないですか!
USB接続で、最大17x17x17の3D Lutを.cubeで送れる。
しかもSDI入力、SDI&HDMIの同時出し。
できればSDIは2系統ほしいがw

いやー、すばらしい!本当に5月に発売開始されるなら2台ぐらい買っちゃうぞw
てか、このタイミングでこれってことは、CIONはLUTあてられないってことかな?

【NAB2014】BMD編その1概要

ご無沙汰しております。
毎回定例のご無沙汰な挨拶ですが、ちょっと公私ともに色々ありまして(笑)
まーゆるゆるといつものペースで更新していきます。

発表から1日以上たって、更新してもいないのにアクセス数があがっていますw
はい、ごめんなさいね〜。
更新しないつもりじゃないんだけど、ま、なんだ花見に行ってのんだくれて(以下自粛)

ということで、毎年恒例のNABで気になったもの。
まー期待通り、Blackmagic Designさんから行きますか?

えーと、結構誤解を受けているのですが、俺、別に中の人じゃないですからね(爆笑)
事前に情報はないんです。
プレスリリースみて、おい!って毎年なっています。
以下が新製品。
ATEM Camera Control
Mini Converter - SDI to HDMI 4K
Mini Converter - HDMI to SDI 4K
Mini Converter - SDI to Analog 4K
Mini Converter - SDI Distribution 4K

の前に、
今年一番すごいのは、情報解禁とともに、HPもプレスリリースも各言語のローカライズが終了しているってこと!
そこ、今までのBMDではなかなかできなかったのが、今年は違うぞ!って意気込みを一番感じたところだったりします。

で、まー一般的には話題はやっぱりBlackmagic URSA なんでしょうね。
(てか、もうさ、商品名に社名つけるのやめようぜw)

で、今年の発表の中で個人的に気になっているのは、やっぱり以下三つ!
DaVinci Resolve 11
Cintel Film Scanner
Teranex Express
です。

2014/03/05

Mavericks&ArtistColorのトラブルは、NICのサブネット確認を!

はい。お久しぶりです。
いつも、この書き出しじゃないか俺?

さて、今回は、かなりマニアックネタです。
備忘録的に。

DaVinci Resolve君が10.1になり、先日NVIDIAのCUDAドライバもアップデートされ、FCPXも10.1でということで、ここのところ、OSX をMarvericks、10.9で使ってみているわけです。

んが、ずっとずっと悩まされてきた問題が、AVID Aritst Colorのレスポンス!
リングとボールはいいんだけけど、NAVキーや、PAGEキーのレスポンスが極端に悪い。
ポチッとなしてから、数秒から長いときは数十秒経たないと液晶部が切り替わらずで、こらえきれずに普通にトラッックボール(マウス代わりの方ね)で操作、なんて日々でした。

2014/01/30

【FCPX 10.1備忘録1】ライブラリは先祖帰りか?

はてさて。暇じゃないんです。
やることいっぱいあり過ぎなんです。
ここ最近は、ちょっと大きめのドラマのデータラングラーさんをやっているのです。
(現場にベタ付きじゃないし、データのコピーと管理と現像だけやってるからDITじゃない!これはデータラングラーね)
基本、夜中近くの撮影終了に合わせて現場に行って、撮済みもらって、会社でバックアップして、編集部用にデジタル現像なり~。
で、サーバアップして、記録表をスキャンして、サーバアップして、おしまい。
と完全に昼夜逆転生活。
といいつつ、昼間別件で動いてるけどね。

で、FCPX君が10.1とメジャー(?)バージョンアップしてから、ちょこちょこと質問を受けるのでちょいとまとめておきましょうか。

こまごまとしたアップデートはすんごいいっぱいですが、一番大きなのは「ライブラリ」の導入。
につきるのかな、と。
UIはそこまでかわってないのよねん。
で、もともとFCP7を使ってて、FCPX10.0.x に移行してようやくイベントとプロジェクトに慣れた方には、ちょっとかわいそうですが、かなりドラスティックに変えてきましたね。

ということで、備忘録的に解説。

今までのFCPXでは、FCP7までのシーケンスを「プロジェクト」と呼び、「プロジェクトライブラリ」で管理。その他のクリップなどなどが入っているフォルダみたいなものを「イベント」と呼び
、「イベントライブラリ」で管理。という形を取っていました。
慣れてしまえば、そんなもん、て感じですが、やはり、他のアプリと比較した場合、「プロジェクト」と「イベント」が半ば独立した形で個別に管理されているのは、理解しにくい形だったのではないでしょうか。

2014/01/24

Resolve初級セミナーやるよん。

はい。
またまた、長らく沈黙してました。
だって忙しいんだもんw
今は、某わーおな感じのドラマのデータラングラーなどなどやっております。
現場ベタ付きしたいんだけど、そこまでの予算が。。。。(以下自粛)
よなよな、F55とBMCCの現像作業に追われる毎日です。

さて、今回は、宣伝。ステマじゃないよ、全然ステルスしてないからねw
ちょう公開w

フジヤエービックさんと共催です。
今回はみっちり4時間半もやるよ!

有料だけどね。

対象は、触ったことない人、触ってみたけど、もう何をどうやっていいかわからない人。
Blackmagic Pocket Cinema Cameraが発売されてから爆発的にインストールベースはのびているであろうDaVinci Resolveですが、やはり、敷居は高い。

ので、みんなパソコン持ってきて!
手取り足取り教えます。の会。です。

料金はごめんなさい、ちょっと高めで¥15,000。
でもでも、インストール、起動から初めて、読み込みやら各機能、NLEとの連携までみっちり覚えてかえっていただきます。
そして、田巻セミナーでは珍しく教科書つくります。
お家かえってさらに復習できるように!
(田巻のセミナーはいつも配布物が一切ないからね)

定員は10名。場所の関係もありますが、どちらかというと、きっちり細かく教えるにはそれぐらいの人数が限界かなと。
先着順なので早めにどうぞ。


詳しくはこちら

2014,01,30追記
すんません。あっちゅうまに定員行っちゃいました。
またやりますんで是非〜。

2014/01/06

BMPCCにぴったりな単焦点レンズたち発見?

KOWA 16mm F1.8 MFT
さてさて、早速連投w
Twitter&FaceBookに突如写真をあげてしまいましたが、Blackmagic Pocket Cinema Cameraにぴったりなレンズの登場です。

今日は、レンズ改造のご相談がてら、神奈川は関内のエムユーケイカメラサービスさんに遊びにいって参りました。
本来の目的は、手持ちのヤシカコンタックスマウントのレンズたちをニコンマウント化するための相談にいったのですが、それはさておき、写真のようなかわゆいレンズを持ち出してくれたご主人。

こちらは、KOWAから発売予定の新製品の試作品でした。
InterBEE1013でも展示されていたそうで(ノーマーク)。
マイクロフォーサーズマウントの単焦点レンズたち。

開発中のラインナップでは
8.5mm F2.8 (20mm相当?)
12mm F1.8 (28mm相当?)
16mm F1.8 (36mm相当?)
25mm F2.0 (57mm相当?)
50mm F2.0 (114mm相当?)
というラインナップ。

2014/01/05

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。
全く更新しないかと思いきや、短期間に何回も更新したりと、安定感のないブログですが、
今年もなにとぞよろしくお願いいたします。

めずらしく年末年始はお休みをいただき、(スケジュールが決まらずにずっと自宅軟禁ともいえる)大晦日から三が日は、レンズのクリックはずしや、こんなののテストと料理に明け暮れておりました。

当ブログ的には、今年も不定期な更新を続けていこうかと思っております。
また、昨年で連載していたビデオαが休刊となり、ますますDaVinci Resolveの情報が出しづらくなっていますので、こちらである程度フォローしつつ、セミナーにも明け暮れようかと。


本業を圧迫しない程度にゆるやかにやって行こうと思います。