スタジオ新設の目玉でもあるDaVinci ResolveとDDP。どちらもようやく本格的に稼働開始しました。
今回はDaVinci Resolve for Macの感想。もう圧巻ですね。
誤解を恐れずにいえば、できることはApple Colorと大差ないです。
(いや本当は全然違いますよ。えぇ、色をいじくるって初歩的なところでね)
うちの環境は、マシンがMacPro 4,1の2.93GHzの8コアモデルにメモリが2GB×6枚での12GB(メーカー推奨は6GB,12GB,24GBまぁトリプルチャネルってことかなと)。GPUがNVIDIAのQuadro 4000 for Macが2枚。ビデオI/OがBMDのDeckLink Extreame 3D+。コンパネはTangent Wave(レンタルで使うときだけ持ってきます)
と、Resolve for Macでは多分標準的な仕様です。
メインストレージはDDP 24Dの12TBモデルです。
ここのところ、短編映画を続けて2本作業してみました。
どちらもとても理解あるお客さんで、値引くからお勉強がてらDaVInciでやらせて!とお願いして、いきなり実戦www
で、素材としてはすべてFCPで編集済みのProRes(HQ)の23.976の実写素材。
行程としては、編集後の白完をmovとEDLで出力。
DaVinciではmovを読み込んで、EDLでクリップごとに切り分けてから作業。
って感じです。映画だったのとカットつなぎとフェードアウトしかなかったので、1本化したmovからで取り回し的には問題無し。今後はカットごとにやろっかなと画策中。yamaq blogさんでいただいた、ResolveからFCPへのタイムラインを戻すスクリプトも試したいですし。
作業なんですが、せっかくなので音声トラックも再生させたい。整音前とは言え、音の有る無しは結構違いますからね。Resolveでは、音声は再生できることはできるのですが、ちょっとめんどいです。というか、面倒というかわかりにくい。再生できるのは24bitのwavオンリー。
今回は1本化したmovがありましたので、そのmovから音声を抜き取ります。
以下備忘録的に作業手順です。既に映像部分がコンフォーム済みであることが前提です。
まず、「BROWSE」にもどります。で、Media Storageで、使いたい音声トラックを持つ映像の入ったフォルダを指定。で、Clip Detailで、対象のクリップを右クリックすると、画像のようなメニューになります。その中から「Extract Audio」を選びます。
任意の場所を指定して、「EXTRACT」をクリックすると、自動的にResolve内で再生できる音声ファイルが作成されます。
次に、「CONFORM」へ移動。完成済みのタイムラインを右クリックし現れたメニューから「Audio Option」をクリック。
で、次のウィンドウで先ほど作った音声ファイルを指定します。
Start Timecodeはタイムライン上の音声トラックの開始位置です。今回は、頭からですので、先頭の1:00:00:00を指定。Delayの調整は無視www
そして一番重要なのが「Frame Rate」今回は23.976で作業をしているのです。
と思って、23.976や24と入れてしまうと、トラブります。少なくともうちの環境ではだめでした。音声の再生スピードがおかしいんです。
問題は、「CONFIG」で設定したVideo Monitoringの部分。
うちの環境では、23.976でも2:3プルダウンをかけて60iとして見ることが多いのですが、その場合、先ほどの「Audio Option」では、「30NDF」が正解のようでした。
ここまで、できたら、後は「COLOR」にうつって、作業作業。
今回はそこまで、いじりはしなかったんですが、プライマリでLift,Gain,Ganmaでコントラストを微調整。で場合によってはノードを足して、Qualifierで色を限定して、カラコ。などなどで軽めではありました。
が、やはり、リアルタイムでフル駒再生。しかも、音声付き。カメラマンと二人で感動してました。3ノードくらいじゃ、駒落ちしませんでした。もうそれだけでもう、Apple Colorとは別世界。
とまぁ、なぜか、音声再生の解説になってしまいましたが、ひとまず、こんなで。
次はDDPを書こうかなぁ、それともResolveその2かな。アクセス解析みてると、DaVinci Resolve for Macで検索して見に来る人がかなりいるのよね。
質問あったらお気軽にどうぞ。自分なんかでわかる範囲であれば、なんでもお答えしまっす。
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