気になるシリーズ。
いろいろあるっちゃありますが、まぁダントツはやっぱりBlackmagic Designの「Blackmagic Cinema Camera」ですわよね。
演出部兼編集部な自分がカメラって言ってもですね、あまり現実味がないかもしれませんが、
価格から考えるに、やっぱり考えてしまうです。
ええ、BMDの回し者と思われていいです。でも2連ちゃんでBMD製品取り上げます。
Resolveにももろ関わるしね。
あ、でも社内ではAJA製品もつかってますよ。KONA 3大好きです。
ということで、プレスリリースと広報写真から夢想シリーズその2。
まずは、そうっすね外観から。
賛否両論あるっぽいですけど、俺結構好きですよ。
あきらかに持ちにくいこのスタイル。
もうハナから手で持つなとでも言っているかのような。
ちゃんと手持ち用にはオプションのハンドルが$195(2万円くらい?)で用意されてはいますからね。
パッと見どう見ても動画カメラには見えないです。
どっちかというとスチルカメラっぽいつくり。
まったくダイヤルもシーソーも何一つ付いてないもんね。
ある意味EPICとかに近いのかな。
正面左上の赤い「REC」マークがボタンなのか、単なるインジケーターなのかもわからん。
でも、黒っぽい筐体にシルバーの縁取りに赤いワンポイントってラ○カのパクリか?
とも思えなくもない。
レンズ下に見える穴はスペック表からみると、多分モノラルマイクなんじゃないかな。
これポイントですね。
いくらモノラルとはいえ、マイクが付いてる。同録音源としてはまぁあり得ないですけど、
でも同期合わせようには必須です。ここはモジュールの選択によってはマイクのないC300をよく見てるなと。
側面に見えるのはSSDのスロットですね。
HyperDeckシリーズと同一かな2.5インチのSSDみたいですね。
スペックからだと256GBでRAWが30分、ProRes,DNxHDが150分。
512GBならRAWが60分、ProRes,DNxHDが300分(5時間!)
で、次の写真。
後ろめからですね。背面はどでかい、タッチパネルとボタンがいくつか。
極端にボタンの数が少ないのも驚きです。
IRIS,FOCUSはレンズが電子制御式の場合のみですが、カメラ側でコントロールするもの。
特に、IRISの方はスペック表には、クリップがないように自動調整と記載されています。
RAWで収録する場合、本来はメーター切ってちゃんと露出を決め込むべきなんでしょうが、
RAWであるからこそ、クリップさえしてなきゃどうにかなる。って割り切っちゃえば、ある意味いいわけですからね。大胆だ。潰れてたらしょうもないですけどね。
FOCUSの方は、ピーキング表示、あ、オートじゃないのね。どうなんだろうな、5インチ800*480の解像度なので、ちゃんとピントをみるなら外部モニタは必須でしょうね。
で、下にはトランスポート操作っぽいボタンと、メニューと電源。
徹底してるなぁ。
で、液晶自体をみてみるとメタデータが表示されていますね。
プロジェクト名、Reel.Scene,Shot,Take,Angle,Comments,Tag,背面写真を合わせてみて見ると、
RAW収録の場合はガイド。ProRes,DNxHDの場合は、その場で決める設定ってことかな。
どちらにしろ、この設定系の画面と、撮ってる内容を同時表示できるのかよくわからんですので、
外部モニタはやっぱり必須かな。
で、上部をみてみると、首かけようかな、ストラップが両サイドに。で上面に1/4インチの穴が3カ所。標準的なものですね。ここを使ってリグを取り付けたり、アームつけたりかな。
3つあれば、まぁ足りるか。
ただ、スペック表からみると、下には1カ所のみっぽい。ちょっと困るかも。
サンドイッチするようなリグを作っちゃうべきですね。
さてさて、お次は左側面からの写真。
レンズはおいといて、マウント部は結構でっぱってますね。
なんだかな、まぁ、フランジバックが結構長いってことなのか、CMOSが前めなのかは実物みて判断。マウント自体がどれぐらいしっかりしてるかも気になります。
C300の用にEFつかいつつも締め込みしっかりしてくれていればいいんですけどね。
で、筐体側面はi/oがまとまってますね。
上から「REMOTE」はきっとLANC端子ですね。録画のスタートストップ、アイリスとフォーカス。アイリス、フォーカスはレンズ次第でしょうけど、必要最小限でよか。
ビデオ系のが流用できると。
「ヘッドフォンマーク」は当たり前、ヘッドフォンよね。ミニステレオですね。
次が「AUDIO IN」スペック表を読むと、どうやらTRSフォーンっぽいですね。バランス接続のアナログで1/4だもんね。ってことは、これ変換ケーブルいるけどXLRでつなげるってことね。これは評価できますね。ファンタムが出るかもポイントです。そこの部分は表記ないですね。
あきらかにここはステレオミニしかもたない、DSLRやEPIC,SCARLETを意識してないか?
使いやすそうだからよし。
で「SDI OUT」はまんまだね。今時、3Gじゃない、HD-SDI、10bitって書いてありますが、まぁ2.5kだしね。ここにはFilm or Video Dynamic Rangeってあるのよ。
つまり、Rec709なLUTを当てたものと、Log状態と選べるっていうことですね。
ふむふむ。
で、驚異の「Thunderbolt」公式サイトをみる限り、このThunderboltポートを使えば、MacBook Proなどで、UltraScopeが使えるんですね。
ただ、RAWやLog収録の場合、Scope使う意味があるのかって疑問はあるけど。。。でもいいことです。20mなThunderboltケーブルも出ることだし。あとこのThunderboltポートを使えば、どうやらMacでMediaExpress経由でキャプチャも出来るっぽいね。SSDのリーダーとしても機能するのかな。
そして最後が電源。12V-30V(?)結構幅広いのねwww。
スペック表をみると、内蔵バッテリーは約90分という表記(充電2時間)
なので、基本は外部バッテリーなんだろうね。ここらへんはかなり工夫が必要だね。
(若干へこんだわ)
さてさて、写真を見てわかるのはこれくらい。
では、スペック表をおさらい。
公式に日本語がまだアップされてないので、たまきが勝手に翻訳しました。
間違ってたらごめんなさい。
センサー解像度は2K。といいつつ、まぁ実効解像度じゃないと意味ないですよね。
というかCMOSなのかCCDなのかよくわからじ。どっちだ?
撮影の解像度はRAWで2432*1366ですね。DCI準拠の2Kが2048*1080なので、横方向で約1.2倍縦方向で1.26倍。2K仕上げでもブローアップはほぼ120%ぐらいまでは現実的って計算ですね。
正直、日本のコンテンツの現状を考えるにHD仕上げが普通、4Kはおろか、2Kもないです。DCPの場合でも2Kなんで、解像度的には、まぁ問題ないか。旧シネアルタやVaricamよりは解像度あるってことだ。
で、一番問題なセンサーサイズ(実効)が15.6mm×8.8mmってSuper16よりちょっと大きいくらい。昨今のDSLRやRED EPIC機、AVCHDでもSuper35mmと言ってるところから考えるにこの実効センサーサイズがSuper 16ってとこに引っかかる人も出てくるかな。
テスト撮影らしきフッテージをみるに確かに大判系ほどの被写界深度はないですね。
ただ、12bit RAWだからか、結構好きな画調ではあります。
被写界深度はレンズ、光量と絞りでも左右されるので、もう少しぼけさせることもできるのかな。
結局は実機を扱ってみないと何とも言えないけどね。
で、記録がまた面白いですね。Cinema DNGはAdobeが中心になって作った、業界標準のデジタルネガ的立ち位置のRAWフォーマット。12bitのRAWですね。
対応カメラは他には間もなく発売との噂のDigital Bolex D16ぐらいしか知らない。
てか、このBlackmagic Cinema CameraってほぼBolex D16と一緒よね?
なんかいろいろ考えちゃうね。
Bolex D16のニュースで大興奮した自分ですが、同じようなカメラがもっと安くBMDから出るならさすがにそっちのほうが信頼が。。。まぁHSできないけど。
はい、それはさておき、CinemaDNGはResolve 8でも一応読めることになってるね。
もちろんResolve9でも。だから同梱なんだろうな。
そしてダイナミックレンジが13ストップ。C300が12ストップ、EPICが13.5ストップだったっけ?F3のS-logもそんなだから、そこらへんは問題なさそうね。
ただ常用感度がどこらへんかによるよね。ちなみにC300はISO 800だったよな。Bolex D16はISO 400だから結構暗め。レンズの選択肢を広げる意味でもベース感度はISO 800ぐらいが扱いやすいんじゃないかなぁ。。。
んで、どこぞの記事にはあまり書いてなかったけど、Apple ProResやAVID DNxHDで録画するときは、2.5kではなく1920*1080です。ただ、LogかRec709かは選べるようです。そこはSDIモニタリングも一緒ね。
ただ、スペック表やサイトにはFilm or Video Dynamic Rangeって表記なので、正確にはLogとRec.709なのかは現段階では不明。
でも、ある意味割り切ってていいね。
グレーディングするようなら、RAWで記録。その場合は2.5K。
でもそのまま編集して完パケちゃうようなら、どうせHDだろうし、圧縮型はHDね!って感じかな。ある意味理にかなってるよね。ガンマが選べるのはまた面白いし。
そうそう、数字上だけのネタだけど、「ドラゴンタトゥーの女」は5K撮影で4Kトリミングしたらしいですね。昔のフィルムも結構トリミングしてたもんね。
で、2.5Kから2Kを出すとなると、お、比率的には5Kから4Kと一緒だ!(爆笑)
だからなんだってネタですね。
とまぁ、うだうだ書き連ねてきました。
とりあえず、レンズはEFが使えるから、焦点距離の問題はあれども、C300がたくさん増やしてくれてシネレンズも使えるし、マウントアダプタで16mm時代のレンズもいけるんじゃないかな。
なにはともあれ、これだけのカメラが30万円前後なら、かなり使い道はあるんじゃないかなと。
DeckLink4KやDaVinci Resolve 9,HyperDeck Studioなどなど4K対応製品を自ら出しているBMDが出すのに2.5kって?って意見もありますが、個人的には今の業界動向を見ていると、2.5kからHD完パケで十分だとは思うんだよね。
このカメラはEPICやF65と比較するものじゃないもん。
C300だってHDなわけだし、DSLR達みたいにライン飛ばしでのモアレは出ないだろうし。
それに4K積んで4倍の値段になってもね。
BMDのことだからコスト面でも機能面でも見合うって製品だろうしね。
楽しみなのは、結構足りない部分が多いってこと。モニタは貧弱だし、バッテリーも外部必須。
ハンドルも使いにくそうだし、レンズも付いてない。
ただ、安いし、2.5kでRAW収録できる!
中途半端なDSLRでの映画製作より、こっちの方が絶対いいって。
DSLRで撮るにも結局いろいろくっつける訳じゃん?
だからあえて似たような形で出してきて、そいつらのアクセサリーもいただいちゃえって感じ難じゃないのかなと思うんですよ。
本体は単なる撮像素子と考えて、あとはリグを組んで好きなようにいじる。
最近増えてきた、5インチクラスで1280*800なHDMIモニタつけて、バッテリーはエネループで、音はXLRで変換できるし。レンズはとりあえず、CPをレンタルして、とか夢は膨らみます。
スナップ撮るなら、やっすいEFの中古レンズつけて、ストラップで首からぶら下げてね。
楽しみだ~。
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