短編映画を2本ほどいじってみて、Resolveのリアルタイム性とWaveとの連携による操作感に酔いしれていたのですが、若干怪しかったタイムコード問題。というかEDL問題に直面。
今回はPVでした。素材はCANON EOSの7D&5D。ディレクターさんが自身で編集。が、素材に問題が。。。撮影後に一度素材を渡されたのですが、なんと、撮影後のCFからMOVだけをコピーしたもの。
これじゃ「切り出しと転送」が使えない。。。ってことで、AfterEffectsだと思うんだけど、H.264のMOVからDVを作成してオフライン。
そう、「切り出しと転送」使えていないから、素材にタイムコードとREEL名が入っていないんですね。7D自体は記録する、MOVにTCとREEL名は記録しないのですが、「切り出しと転送」を使えば、プラグイン経由でProResへの変換の際に、TC&REELをつけてくれるんですね。
FCP→Resolveのワークフローは、編集済みのシーケンスをEDLにして持っていきます。カット編オンリーであれば、1本化したMOVでもいいんだけど、今回はPV。9割近くディゾルブな感じ。しかも、グレーディング後に試写でカット自体の修正がかかる確率超高し。。。
どうやらこんな場合は、Automatic DuckやBORISのFCPからAAFを吐き出すプラグインで対処するのが、一番っぽい。もしくはひたすら素材にTCを打ち込んでからEDLを書き出すか。。。
時間もなかったので、結局Apple Color&MC Color(現AVID Artist Color)でグレーディング。音は出ないし、リアルタイムじゃないし、レンダリングいるし。
結果、再認識。ファイルベース収録のカメラにおいての制作はやはりデータマネジメントが必須!。
といいつつ、そこにはギャラが必要なんですがね。。。