目下、新しい編集室を設計中。
詳細は、物件を決めてからになるんですが、基本的な機器構成はだいたいまとまってきました。
メインの編集機としてノンリニアはFinal Cut Studioには変わりありません。
現状のFCS(2009)にはかなりの不満はありますが、
現在までのFCPの普及の状況と今までの仕事の流れを考えると、FCSをメインから外すことは考えられません。
とはいえ、AdobeのCS5も必須です。AVIDに行くことは予算的にもなさそうですが
Premier Proとはうまく付き合って行くことも必要でしょうね。
他に新しい編集室の目玉としては
(1)cineform NEO 3DとKONA 3でFCS&CS5での3D編集機能の追加、及び3D VIERAでの3D試写環境の整備。
(2)ProTools HD&アナウンスブースの導入でのMA機能の強化
てのが目玉かな。
(1)のcineform導入に関しては、ちょっと迷い中ではあります。
SIさんからはsmoke for mac入れましょうよ、といわれるけど、コストパフォーマンスを考えるとまだまだ考慮には入れられないかなぁ。
cineform自体はまぁ、マシンパワーを求められるけど、丁度良くMacProも新型(明日本当に発表になれば12コアMacPro)で対応できるからね。
ただ、うちみたいな弱小プロダクションとして、狙う3Dは、テレビ系もBD系もどっちも狙うとなると、やっぱりcineformは必須よね。
デュアルHD-SDIでのフレームシーケンシャルも、サイドバイサイドからのフレームシーケンシャルも、はたまた、ラインバイラインの変更方式もどっちもできないと厳しそうですから。
経験値を今のうちに積んでおくためにも先行投資的にも捨てられないかな。
(2)のProTools HDの導入は、お安いセットで002から96 I/O付のHD1で控えめにいくとしても、肝はどのポスプロも後回しにしている、というかそこまで必要と思っていないと思われる、ハイビジョンでのMA機能の整備っつうのがデカイ。
かなり大きなポスプロでも、現状DVコーデックのmovでMAしてるとこって本当に多い。
ここ数年、MAが最終試写の場になっていることは業界関係者の皆様は痛いほどご存知かと思いますが、その場でフル画質で再生できれば回避できる問題も、音付けでの面での有利性もわかっていると思うのですが、費用対効果的なところで二の足を踏むところが多いのかな。
ProTools 8からBlackmagic Design社のビデオボードからもQT出力が可能になり、ProTools HDとLEをイーサネットで同期して再生するビデオサテライトなるオプションもあります。こいつを使い、Mbox MicroをさしたMacProを、ProTools LEからDeckLink経由での動画の再生用のビデオデッキとして使うと、ニアサンプルでの同期が可能。
MA自体はProTools HDで行うので、マシンパワーを音声処理にフルに活用可能。
また、共有ストレージとしてmetaSANをやめて、DDPを検討中です。
これで、共有ストレージ上にProToolsのセッションを直接保存、編集ができるようになります。
思い描く形としては、FCPで完パケ状態のProRes422(HQ)のタイムラインを作成。
こいつをMOVとOMFを作成し、MOVはビデオ再生専用ProTools LEへ、OMFはMAのProTools HDへ。
これで作業を行い、最終試写としてのMA中に出る、修正(テロップ直しとかね)に逐一対応し、LEのQTを更新して行く。
とすれば、人件費倍で時間半分な番組モノ、VPモノのフィニッシングが出来るかなと思ってます。
アナウンスブースは、コストダウンに必須でしょうね、今までも作りたかったですから。
といったところが今思い描いている感じですね。
あとは野望的にはDaVinci for macの導入ですね。
EuphonixのMC Colorが対応するならば、って感じですが。
AdobeのCS5の導入、そしてMac Proの更新がほぼ決定しているので
最新のMac ProにグラボはQuadro FX4800 for Macが最低でも1台は導入です。
ProToolsなおかげでBMDのDeck Linkシリーズも導入決定ですから、そうなると
あとは本当にソフトウェアのライセンスだけでDaVinciが手元に。
9万円弱だからねぇ。
とりあえず、MC ColorでDaVinci今度試してきます。
てな感じです。
物件が決まり次第、レイアウトなど含め徐々に決めないとなぁ。
お客さんの皆さん、設備で増やして欲しいものあったら今月中にお知らせください。
ドサクサにまぎれて導入できちゃうかも。プラグインとかね。
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