2011/03/05

【DaVinci Resolve】7D素材のタイムコードとEDLにやられる

短編映画を2本ほどいじってみて、Resolveのリアルタイム性とWaveとの連携による操作感に酔いしれていたのですが、若干怪しかったタイムコード問題。というかEDL問題に直面。

今回はPVでした。素材はCANON EOSの7D&5D。ディレクターさんが自身で編集。が、素材に問題が。。。撮影後に一度素材を渡されたのですが、なんと、撮影後のCFからMOVだけをコピーしたもの。
これじゃ「切り出しと転送」が使えない。。。ってことで、AfterEffectsだと思うんだけど、H.264のMOVからDVを作成してオフライン。

そう、「切り出しと転送」使えていないから、素材にタイムコードとREEL名が入っていないんですね。7D自体は記録する、MOVにTCとREEL名は記録しないのですが、「切り出しと転送」を使えば、プラグイン経由でProResへの変換の際に、TC&REELをつけてくれるんですね。

FCP→Resolveのワークフローは、編集済みのシーケンスをEDLにして持っていきます。カット編オンリーであれば、1本化したMOVでもいいんだけど、今回はPV。9割近くディゾルブな感じ。しかも、グレーディング後に試写でカット自体の修正がかかる確率超高し。。。

どうやらこんな場合は、Automatic DuckやBORISのFCPからAAFを吐き出すプラグインで対処するのが、一番っぽい。もしくはひたすら素材にTCを打ち込んでからEDLを書き出すか。。。

時間もなかったので、結局Apple Color&MC Color(現AVID Artist Color)でグレーディング。音は出ないし、リアルタイムじゃないし、レンダリングいるし。

結果、再認識。ファイルベース収録のカメラにおいての制作はやはりデータマネジメントが必須!。

といいつつ、そこにはギャラが必要なんですがね。。。

1 件のコメント:

  1. ワークフローエンジニアにかかるコストを考えると、これまでにはなかった費用なのでパッと見はその部分だけ増えるように見えますが、結果的に回り道が少なくなる分全体のコストが下がるはずです。そんな俯瞰できるプロデューサーがいるとスムーズなんですが(笑)。

    今回のEOSのQTファイル持ち込みでは、強制的にCFカードのディレクトリ階層を手動で作るとFCPで読み込めるはずですよ。次回は是非お試しを。

    今自分のblogを読み返していましたが、THMファイルが無いとタイムスタンプが読み込めないですね。
    これがない場合はFCPのL&Tがどんな挙動を示すかわかりませんが...。

    http://mount-q.com/yamaqblog/?p=6630

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