うむ。奇跡です。あのyamaq blogの本文に名前を出して頂けました。
いやぁ、毎日毎日あれだけの情報を提供し続けている業界内では超有名な老舗Blogにこんな不定期でニッチな内容しか書かないblogを紹介して頂くなんて。。。。
もう恐縮です。
さて、それをうけてではないですが、個人的な雑感です。
今年のNABでBMD,AJAの二社からリリースされた製品を眺めていると、yamaqさんと同じことを夢想させられました。
すでに構築済みのスタジオを持つ身としては歯がゆくもあるのですが、これから作るとなるといろいろな選択肢があるのかな。
AJAからはThunderbolt接続の「T-TAP」が出ました。
これは単にモニタリングのみです。
SDIとHDMIどちらも出力のみ、モニタリングのみですから9pinもRefもいらないという割り切りでしょう。スケーラーさえ積んでいないでしょうね。
Blackmagicからは既存のUniversal VideoHubへ搭載する「Universal Videohub Editing Interface」が今年の7~9月にリリース予定。
こちらは、Refありですが、既存のSDIルーティングスイッチャーに直接Macをつないでしまうという発想。
これはやられた!と思いました。これならDeckLinkすらいらない。
ただ、疑問としてThunderboltってケーブル短くね?
と思いましたが、そこはちゃんと出来てますね。
住友電工が「Thunderbolt光ケーブル」を出荷するようですね。Thunderbolt専用サイトまで作ってるほどの力の入れよう。最大20m。これなら小規模なプロダクションや編集室なら十分な長さです。
この二つの製品は結構対照的です。
あくまで低価格での全部入りを目指すBMDと確実さを目指すAJAなのかなと。
「T-TAP」は値段的にはBMDのHDMI&アナログコンポーネント・コンポジット入出力の「Intensity Shuttle Thunderbolt」より高いんですよ。
でも、きっとバカ売れすると思う。
そこは正直にAJA クオリティってのもあるし、あとバスパワードで、「T-TAP」のみで本当に完結するってのもある。
でも、きっと二社は狙ってる市場が違うなと。
BMDの今回の製品群は、これからスタジオを作るならこれしかない!って思わせる製品ばかりなんですよね。つまり、今までデジタル化されていない映像業界、HD化がまだ、もしくはこれから映像業界に入る。つまり新興国であったり非映像産業からの転身であったり。
AJAの製品群は、今まさに第一線で戦っているユーザへのリプレースが多いかなと。
新しいMacを入れる、ソフトも新しい。でもモニタリングだけはしたいみたいなね。
KiPro QuadやKiPro Rack,T-TAPはまさにそうな気がします。
ただ、両者ともにアナログは極端なまでに切り捨てはじめ、モニタリング用途にSDIとHDMIがあればいいじゃんって方向ではあります。
個人的には、ResolveでVTRを切り捨てておきながら、でもMacはVideohubに突っ込めば、9pinマシンリモートいけるぜい!でも作業用マシン全台にDeckLinkなんていらないでしょ!みたいな
ある種自社製品内で選択肢たくさんなBMDの方が魅力を感じてしまう、たまきでした。。。
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