2017/03/08

Resolve用新純正サーフェス!【DaVinci Resolve Mini Panel篇】

ジャーパネットジャーパネット、夢のジャパ。。。。。

はい。ということで書かない時期と書く時期が明確に分かれる田巻です。
今回はDaVinci Resolve Mini Panel篇でございます。

田巻はお呼ばれカラリストする場合を除き、普段はAVIDのArtistColorを10年近く常用しておりました。
これはこれで戦友であり、一緒に育ってきた相棒で思い入れも強いです。なにしろ試作機をApple Colorで使い始め、MC Color時代の国内1号機を私物として購入して使い、Resolve移行後は最初は対応してなくて涙し、V8から対応してくれて以降の再会して。。。どうでもいいすね。はい。


パッケージはこんな。


他製品ではパッケージ開けて発泡スチロールにResolveの案内やら、ジャパネットグラントが製品紹介してる奴が入っていますが、MicroもMiniも、「DaVinciを12.5.5以降にアップデートしてねー」って注意書きが入っています。

新しいパターンや。



取り出していつものArtist Colorと入れ替えてみるとこんな感じ。

こちらも公式サイトにサイズ表記がないので実測。
幅430cm高さ140cm奥行き40cm。
Miniじゃないっすねw 長男Advanced Panelと比べるとそりゃ小さいですが、結構な大きさあります。
質感はMicroと同じ黒いマットな金属仕上げ。

側面や背面にはシルバーの部分も多く、これは長男に近い感じ。

背面端子は3pin,100-220vAC電源、12vDC電源、PoE対応イーサ、イーサ、USB-C。

Microとくらべると一気に端子増えてます。
上部LCD部分が斜めになっていて奥目にケーブルがつなげるので、ケーブルや端子の飛び出しが少なくていいです。

同梱されるのはMicroと一緒でUSB-C,USB typeAのケーブルのみです。
他のBMD製品と同様で電源ケーブルはついてきません!

電源に使えるのが3pin,100-220vAC電源、12vDC電源、PoE対応イーサ。
制御に使えるのがPoE対応イーサ、イーサ、USB-C。
のようです(ようですっていうのはマニュアルに記載が一切ないから!)

PoEイーサを使った場合のみ、電源と制御を1本のケーブルでまかなえます。
液晶が2枚も付いてますので、USBだけだと無理なのかな。

ソフト関連はMicroと同じ、Resolve 12.5.5をインストールしておけばOKです。
で、DaVinci Resolve Panels Setup.appを立ち上げてみると。

認識してますね。


でMiniと違ってイーサを使うので、ここでIPの設定をDHCPを使うか固定IPを使うか選べます。
室内でイーサで使う場合は、DHCPでいいかな。
もちろん名前もつけられますw

ということで接続。
Resolve立ち上がってねーよと表示。

Resolve起動。

COLORページ以外でも再生制御などは使えますが、やっぱりメインはCOLORページ。

ボールと、ボール直上やボール右部分はMicroと全く一緒です。

プライマリのリフトゲインガンマ。
LOGでのシャドウミッドトーンハイライト。
Offsetにすると左から色温度(リングのみ)、ティント(リングのみ)、オフセット


ですが、二枚のLCDとその左右のボタン類、上下のボタンたちがMini君の特徴。

まず、左側のボタンは、プライマリ(レフトパレット)やセカンダリ(センターパレット)の機能を切り替えるためのものです。

未実装の「FX」「USER」を除き、ボタンを押すとUI上でそのパネルに切り替わります。
と同時に、二枚のLCDに選ばれているパネルが表示され、上下のボタンとノブで各パラメータを調整できます。

調整可能な項目が多いパネルに関しては、最上段の左右をむいた三角のキーでLCDがページが変わり機能が切り替わっていきます。




ArtistColorでは自動的にUI側のパネル表示が切り替わらないので、ボタン押してパネルを選択、マウスでUIのパネルを切り替えて、サーフェスで調整。からマウスとサーフェスを行き来しなくのでかなり効率いいです。

特筆すべきは「RAW」Resolve側でいうとCAMERA RAWがサーフェスでいじれること。
これ、AVID,Tangentなどサードパーティーのサーフェスでは操作できないんです。
Advanced Panelのみに許されていたんです。
色温度とTint、Exposerにシャープネスに。。。。UiじゃなくてSDI/HDMIアウト見ながら操作したかった項目がようやく!!!!!

LCD右側のボタンたちは、シリアル、パラレル、レイヤーなど各ノードの追加やスチル、キーフレームの移動、ハイライト、ref(ワイプで出せる表示をギャラリー・タイムライン・オフライン映像でトグル)
などなど。


これもマウスに行くことが減るので効率アップです。

基本的な操作の流れは、下部右側のボタンで再生停止やクリップ選択、上部右側ボタンでノード追加(もしくは下部右側でノード選択)、上部左側ボタンでパネル(機能)を選び、LCD上下のボタンやノブ、ホイール。リングで調整。となります。
とりあえず押してみてる様子がこちら。




細かい操作やResolveFX、OpenFXにはもちろんマウス系の操作も必要です。Advanced Panelと違ってメモリーズ操作が一切できないのでキーボード必須。

それでもサードパーティー製品と比べるとかなりAdvanced Panelに近いです。
効率アップはかなりですね。

ただ、難点としては。。。
液晶明るいよ!明るすぎるよ!
調整できないのなんで????これ将来はできるよね?できるよね?
保護シートでも貼って減光しようかな。。。。モニターならまだしもプロジェクターでやってるときはちょいときつい。。。。

FXボタンやUSERボタン。そして、上部右側には機能名以外に1-15までの数字が割り当てられていることからも、将来のアップデートでの機能追加が期待できるのは嬉しいです。

これで37万か。
グレーディングが多い人には悪い選択肢じゃないと思います。
ArtistColorよりは高いけど、Tangent Elementフルセットよりは安い。
MiniもMicroもいいとこついてるなーーーー。

てところでMiniの雑感です。
次回はResolve自体のお話かな。

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