2012/02/20

RAW,LOGワークフロー

最近、Resolveを扱うってことが多少は浸透してきてくれたのか、アレクサで撮ったんです!とか、RED ONEで撮ったんです。って相談が増えてきています。

でもね、撮ったんだけど、これどうしたらいいの?って質問が多くてびっくり。
「オフラインしようと思ったら激重!」とか、「しらっちゃけてる、いろがない」とか。

RAWデータ、LOGデータ、などで撮影される、ARRI ALEXAやRED ONE,EPIC,SCARLET。日本勢だとSONY F3やCANON C300。

RAW、やLOGって日本じゃまだまだなじみが薄いかもですけど、ようはフィルムならネガっす。



今までのカメラは、レンズから入ってきて、CMOSやCCDが読み取った信号をそのままではNTSC、HDの規格の範囲よりもかなり広い、階調性と色だから、それを圧縮(語弊有り)して、規格におさめて、信号のデータ量を間引いた上で、MPEG2とかMPEG4とかで圧縮してテープやメモリに記録していた訳です。

ただ、一度間引いたデータはもとには戻らない。編集後に、ここ、もっと明るくしたい、と思っても、決めうちでデジタル化された信号では限界があるわけです。

なので、撮像素子が受けた信号をできる限りそのまま記録したい、って要望が昔からあったわけで、でもそれをデジタルでやるとなると、むちゃんこどでかいデータをやりとりするわけですわ。で、ARRIやSONYが選んだのはLogデータってやつです。REDのみ若干ちがうんだけど、まぁここではひとくくり。
なんらかの形で、CMOSが受けたデータをそのまま残そうと。でも、さすがに非圧縮は不可能だからあとで、階調性をいじくりやすい圧縮にしちゃおう。でもそれはそのままじゃみられない、後処理任せ。ってわけです。

ということは、撮影の仕方的には古き良き(?)フィルム時代の撮り方なのです。ちゃんと撮影助手がメーター切って絞りを決めて、フォーカス測ってね。

で、なにが言いたいかっていうと、撮影がそうなったら、編集も変えなきゃいけないってこと。
フィルム時代、どのカメラを使うのか、カメラマンが誰なのか、と同じように、どのフィルム使うのか、どのラボで現像するのか、タイミングは誰がやるのかってすごい重要だったはず。
そういう感覚が、今のデジタル映像制作にも本来は必須なのです。

どのカメラを使うのか、誰がどのソフトでオフラインをするのか、どこでオンラインするのか、などなどトータルで考慮して、決めなきゃ行けないことがいっぱいあるのです。

でもね、これ結構めんどい。なぜなら毎日のように状況が変わってるのよね、今って。
どんどん新しいソフトや機材が出まくってるからねwww。

なので、そういうのひっくるめて、依頼してくれると良いんだけどな。
結局は宣伝かいって感じですが、本当に今後は大事だと思うのです。
そういうところで実はみんなかなり無駄に出費してるんだもん。

なら、そこを安く押さえて、撮影なり、編集なり、違うとこにおかねかけようよ。
そうした方がみんながはっぴいだって。

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